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目珍
【 食券 】
【 自転車 】
【 タクシードライバー 】
お次もどうぞ!!
VOL.1  (全5話)
VOL.3  (全4話)
  
  File6. 【 食券 】
 
  とある金曜日の日も暮れた頃
  一人のおじいちゃん御来店!!
  即座に食堂に向かいこう一言
  「生ビール一杯ちょうだいや」
  するとスタッフ
  「申し訳ありませんが食券を買ってきてもらえませんか」と
  「えー何?」
  「おじいちゃんあそこの券売機で食券を買ってきてね」
  とゆっくりとした口調で再度説明した。
  「よしよし」とおじいちゃん
  そしてゆっくりとした足どりで食堂を後にした。

  何分かたった頃だろうか
  おじいちゃんは自身満々の笑みを浮かべながら食堂に
  帰ってきた。
  そして「生ビール一杯ちょうだいや」といいながらカウンターに
  食券を出すはずが
  なんと出されているものは「せっけん」ではないか。
  もちろんそれを見てスタッフが呆然としたのは言うまでも
  ないだろう。
  このおじいちゃん訳もわからずフロントに石鹸を買いに
  行ってしまったのだ。
  こんな嘘のような本当の話でした。 

 
  File7.【 自転車 】

  この話は湯楽里の常連さんに聞いた出来事である。
  その日も太陽の光がまぶしいほどの快晴だった。
  いつもの家事も一段落し湯楽里に行こうとする
  その瞬間だった。
  「何これ−」
  家の前に見たこともない自転車があるではないか。
  「もしかして盗難車」
  と思いつつぐっと近寄ってみると持ち主の名前が
  書いてある。
  「きっと持ち主も困っているに違いない」
  と思いさっそく電話すると
  「本当ですか。昨日からずっと探してたんですよ。
  本当にありがとうございます。すぐに伺います。」

  とかなり喜んでいる様子だった。
  そうこうしているとすぐにと取りに来られた。
  しかもその手にはお礼の「お饅頭」まで持って。
  「お礼なんて結構です」なんて言いながらも
  しっかりとお饅頭を受け取り深々とおじぎをして
  帰って行く持ち主を見送った。
  そして部屋に戻り腹ごしらえ。
  いつにもましてこういう時のお饅頭はおいしいもの。
  あっという間にペロリとたいらげた。
  腹ごしらえも終わりそろそろ湯楽里へと行こうとしたとき・・・
  何と自分の自転車がないではないか。
  「うそーもしかして盗まれた?」
  とただただガク然・・・・・
  しかしなにやら嫌な予感が!!
  「え・もしかして・・・・・」
  そうなんです。
  実はこの人昨日湯楽里の帰りに堂々と人の自転車を乗って
  帰ってしまったんです。
  もちろん湯楽里には主人の迎えを待つ自転車があった事は
  言うまでもないだろう・・・

  
 
  File8.【 タクシードライバー 】


  湯楽里にはいろんな職種のお客様が来られます。
  今回のお客様はタクシードライバーの方です。

  ●今日は気分のいい日
   朝からとんとん拍子でお客様をゲット!!
   そういう日は次から次へとお客様が見つかる。
   そんな事を思っていると路上で手を上げるお客様を発見!!
   「よっしゃ」とばかりに左にウインカーを出し車を
   止めようとした。
   するとなにやら後ろから聞こえる声・・・・
   「先に私を降ろしてからにして下さい」
   まだ目的地までたどり着いてないお客様がいた。


  ●口数の少ないお客様
   こういうお客様のの時は静かにしておく。
   マニュアル通りに進めていると
   後ろから「今どこ」とお客様
   「今○○町です」
   と元気良く答え後ろを振りかえると
   電話中のお客様がいた。


  ●時間も遅く静まり返った繁華街。
   30代ぐらいのカップルを乗せいざ出発・・・
   「どちらまで」
   「遊ぶところお願いします」
   「はい分かりました」
   とは言ったもののはて遊ぶところって?
   しばらく考えながら目的地に向かった。
   「はい着きましたよ。」
   2人のお客さんはビックリ!!
   なんと連れてこられたのは公園。
   お客さんは無言で降りていった。
   きっとお客さんは思っただろう。
   こんな時間に公園で何せーちゅうねん!!と・・・ 
  
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